Tips

独立して説明するほど長くもない小ネタたち.

これらのTipsの利用による損害について,筆者は責任を負いません.

dvioutの中間画像ファイル保存場所を変更する

dviout for Windowsを使ってTeXの原稿を書いたりしていると,何も設定していない場合は作業ディレクトリにpgmやらpbmファイルが溜まっていき,

人に渡すときに削除がいちいち面倒だったり,ファイルサイズが増大します.

そこで,中間ファイルを一定の場所に集めておくことで,作業ディレクトリをすっきりさせたいという設定.

  1. dvioutを起動する
  2. Options->Setup Parameters->Graphicタブを開く
  3. 「gdat:」という項目が中間画像ファイルの置き場所なので,適当なパスを指定する.たとえば「C:\usr\tex\tmp」

これでカレントディレクトリもすっきり.

当然ながら副作用としてポータビリティが下がります.

Visual Studioシリーズのsdfファイルとipchファイルの保存場所を変更する

Visual Studioを使っていて以下略.

巨大なファイルサイズを誇るこれらを追い出すことで,作業ディレクトリをすっきりさせたいという設定.

なお,このTipsはhttp://d.hatena.ne.jp/shibamu/20101014/p1を参考にしています.ありがとうございます.

  1. Visual Studio 2010を起動する
  2. ツール->オプション->テキスト エディター->C/C++->詳細を選択する
  3. 「フォールバック位置」という設定項目において,下記の設定を変更する
    • 「常にフォールバック位置を使用」をTrue
    • 「フォールバック位置」に適当なパスを指定する.たとえば「C:\VS2010Fallback」
    • 「フォールバック位置の使用を警告しない」をTrue.これは読んだまま.必須ではないと思います.

これでカレントディレクトリもすっきり.

こちらも副作用としてポータビリティが下がります.

OpenCVのcv::Matの初期化は方法によっては遅い

cv::Mat a = cv::Mat_<double>( 4, 1 ) << 0., 0., 0., 1.;

として初期化すると,

cv::Mat a( 4, 1, CV_64F );
a.at<double>( 0 ) = 0.;
a.at<double>( 1 ) = 0.;
a.at<double>( 2 ) = 0.;
a.at<double>( 3 ) = 1.;

として初期化するより明らかに遅い(私の環境においては).